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所在無き

昨日は小屋入りで、今日は初日でした
ご来場していただいた皆様まことにありがとうございました。

残りの公演も嬉しいかな悲しいかな、チケット余っていますので御予約下さい。

さて、小屋入り以降僕はほんとにすることがありません。
正確に言えば入る余地がないのです。
役者さんに関しては約2ヶ月間稽古で積み重ねて来たものがあるので、
最後に気になるところを確認し、成功を祈るのみです。
スタッフさんに関してはテキパキと自分達の仕事をこなしてくれるので、
僕が最後に気になるところを確認し、後は成功を祈るのみです。

さてここからは一人ぼっちになります。

役者さんは本番までの緊張をほぐすために、セリフ合わせをしたり、台本
を確認したり、リラックスして談笑したりと、役者同士の輪が出来ているので、
僕の入る余地がありません…。

スタッフさんは各々機材の調整したり、役者さんに合わせて練習したり、
本番で役者さんを支える職人に徹してくれるので、
これまた僕の入る余地がありません…。

残すところは・・・あいさん。今回は制作を全面的に支えてくれているので、
さぞや大変であろうと思い、お手伝いさせてもらおうとしたところ
「いいんですいいんです休んでてください」
「休むも何も、何もしてないんで」
「坪井さんお疲れでしょ??」
「いやいや受け付け準備くらいは」
「座ってお茶でも飲んでてください」
……。
予約チケットの準備をするあいさんのそばで、コーヒーを飲みながら佇んでいました。

あまりにも寂しいので、腹いせに中根君の靴を蹴飛ばしたり、隠したりしました。
それでも相手にしてくれないので、お釣りの準備をしているあいさんの元へ戻り
無理矢理お話しをさせてもらいました。

演劇の事についてのお話。
成人してから干支を一周した事についてのお話し。
スクランブルの事についてのお話。
84-52=32になる事についてのお話。
やぶさかさんの事についてのお話。
27歳の僕もあと5年経てばあいさんの年齢になる事についてのお話。

そうこうするうちに初日の幕が開きます。
ここで僕の無力感と寂しさはピークを迎えます。
役者さんとスタッフさんのおかげで無事初日を終えました。
僕は祈る事しかできませんでしたが、皆さんお疲れさまでした。

明日はどなたが無駄話に付き合ってくれるのでしょうか??それだけが心配です。
坪井でした。
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コメント

ちょv 待vvv

半分くらい、年齢の話ィィ!?しかも、また年齢ガンバラシィィィ!?
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